福岡の人口島アイランドシティ実際住みやすいの??
福岡アイランドシティとは、福岡市東区の人工島に位置する新都心で、福岡市の東部に広がる広大な再開発地区です。
この地区は、1994年に着工開始し、現在も開発中の「新開発エリア」です。
福岡市の新たなランドマークとして、現在県内だけにとどまらず、福岡への移住を計画している人にとって注目の都市になります。
しかしアイランドシティのような開発されたばかりの新しい街には以下のように多くの懸念点があります。
①インフラの不完全:
新しい街では、初期段階でインフラが完全に整っていない可能性があります。これには病院、学校などの公共施設が含まれます。
②公共交通のアクセス:
新興住宅地では、公共交通機関のアクセスが限られていることがあります。バスや電車の路線が未発達で、中心地へのアクセスが不便な場合があります。
③商業施設の不足:
スーパーマーケット、銀行などの日常生活に必要な施設が、新しい街ではまだ充分ではない可能性があります。
④コミュニティの形成:
地域コミュニティがまだ発展途上であるため、近隣とのつながりや地域イベントが少ないことがあります。
⑤緑地や公園の不足:
初期段階の開発では、公園や緑地の開発は後回しとなり、自然との触れ合いの機会が限られている場合があります。
このように、福岡アイランドシティへの引っ越しが決まった方もまだ検討中の方も利便性や住みやすさで不安を感じている方が多いのではないでしょうか?
今回はそんな不安要素を払拭できるよう1つ1つポイントを分けながら解説してきます。
1. インフラの整備
①教育
(福岡市立照葉小学校・中学校 | 香椎照葉エリアサイトより引用)
アイランドシティには、施設一体型の小中連携校「照葉小学校・照葉中学校」があり、子どもたちが安心して学べる環境が整っています。
さらに「照葉小学校」の児童数が大幅に増加したことで新しく開校された「照葉北小学校」の3校で連携を取り合っています。
どちらとも出来たばかりの新設校ですが、令和2(2020)年6月時点で、照葉小学校は28学級で795名の児童、中学校は16学級で560名の生徒が在籍しています。
また、照葉北小学校も令和2(2020)年6月時点ですでに26学級、757名の児童が在籍しています。
もちろん校舎も綺麗で設備も十分に整っており、「メディアフォーラム」(図書館)や体育館も「大アリーナ」「小アリーナ」と分かれております。
この学校の最たる特徴は連携教育といった全国でも珍しい教育方針であると言えます。
(福岡市立照葉小学校・中学校 | 香椎照葉エリアサイトより引用)
小中一貫校は多く見受けられますが、小学校同士の連携も活発で、両校は道路を隔てた連絡通路(渡り廊下)で繋がっています。
また、海外移住で来られている家族も多く、クラスの半数近くが外国人といった場合もあるんだとか。幼少期からグローバルな環境に慣れるといった点でもおすすめできます。
教育に関してはこちらの記事でも掲載していますので気になった方はぜひcheckしてみてください
②病院や保育園
病院の数も申し分なく、小児科専門クリニックから、歯科クリニック、さらに健康医療福祉の総合施設「I.C.メディカルビル」があります。
こちらの「I.C.メディカルビル」内には複数のクリニックや薬局があるだけでなく、セミナー室も用意されており、健康に関するイベントが開かれるなど様々な取り組みが行われております。
小さいお子さんがいる家庭では、ワクチン接種や急な発熱など病院は必要不可欠です。
特にアイランドシティは子育て世代が多いので、近くに複数の病院があるというのは心強いですね。
施設名 | HP |
---|---|
照葉こどもクリニック | www.teriha-kodomo.com |
福岡市立こども病院 | www.fcho.jp/childhp/ |
ともえ歯科・矯正歯科アイランドシティクリニック | www.tomoe-dc.net |
福岡みらい病院 | www.fukuoka-mirai.jp |
I.C.メディカルビル | www.facebook.com/ICmedicalbldg/ |
また、託児所や保育園の数も多く、共働き世帯の多い現代人にとってはかかせない問題も解消されています。
施設名 | URL |
---|---|
ICセンターマークスコスモス保育園 | hijirikai.jp/nursery/006.html |
ICメディカルコスモス保育園 | hijirikai.jp/nursery/016.html |
アイランドシティコスモス保育園 | hijirikai.jp/nursery/010.html |
香椎照葉幼稚園 | greencoop.ed.jp/teriha/index |
2. 交通の利便性
以前のアイランドシティは島形式という特性上、交通アクセスに難がありましたが、2021年3月に都市高速道路の開通により、天神博多エリアへのアクセスが飛躍的に向上しました。(アイランドシティ⇒北天神まで高速で10分ほど)
また、バスの本数も増え、平日の7~8時台の天神博多方面で合計30本近くが運行しており、
西鉄/JR千早駅も同時間帯で9本が運行しているので、バスから鉄道への乗り換えも可能と、
これまで乗用車での移動がメインだったアイランドシティの交通手段が一気に幅広くなりました。
さらに、AIを活用したオンデマンド交通サービス「のるーと」も運行されており、次世代の交通手段が利用可能です。
「のるーと」とは?
「のるーと」とは、定員8名の小型バスで、専用アプリでの呼び出しが可能な次世代型公共交通機関です。
出発地と目的地を入力すると、指定された乗り場へアプリから案内されるのでそこで待つだけ!
その時の乗客のリクエストに合わせてルートを変更するので、無駄のない走行が可能となります。
また、乗り場や下り場のポイントも多く、バスと比べて自由度が高いところがポイントですね。
(のるーと公式HPはこちらから)
(のる―と公式HPより引用)
3.商業施設の充実度
アイランドシティ内には、生鮮食品を扱うスーパーマーケットが複数あり、24時間営業の店舗もあるため、いつでも買い物が可能です。
また、アイランドシティの近くには「イオンモール香椎浜」や「ガーデンズ千早」などの大型ショッピング施設もあるため、日常生活に必要なものがすべて揃います。
さらには、アイランドシティ内には、ホテルと一体となった超大型複合施設「アイランドアイ」があります。
施設内では、産地直送のお野菜や新鮮なお肉やお魚などの生鮮食品を販売している「Food way」、ドラッグストア「ISLAND CITY HOME&COSME」、若者に大人気100均チェーン店「Seria」などなど。様々な店舗だけでなく、フードコートも種類豊富で実に計11店舗も!
土日のショッピングや、お子さんとのおでかけや外食にも困りませんね。
また、ホテルと一体になっているので、遠い実家から遊びに来たご両親や友人の宿泊先も心配ありません。
アイランドアイについてはこちらの記事で詳しく解説してますので、気になった方はぜひcheckしてみてください
【2023年最新版】アイランドアイって何があるの??おすすめ3ポイント
4. コミュニティの形成
アイランドシティでは住民同士で様々な取り組みを行っています。
循環生活研究所という団体の活動では、アイランドシティ内の生ごみや、落ち葉・雑草などを回収し、それをもとに堆肥を作成、その栄養分で野菜を育てて、それをマーケットで販売したりして地域住民へお届けします。
これらのサイクルに参加することで、循環型社会への貢献だけでなく、実際に経験することで、お子さんにもいい社会学習の機会になります。
「定期的に生ごみを回収したり野菜を育てていく自信は無いかも」
と思う方も、まずはマーケットで野菜を買うところから始めてみたり、とれたて野菜を使ったピザパーティーなども開催されているので、家族と一緒にイベントだけ参加でも全然OK。先輩住民の方が優しくフォローしてくれます。
実際にお野菜を定期購買したい方には専用の「照葉LFCお野菜会員」といって、毎月第4火曜日または第4土曜日に自宅まで、コミュニティガーデンで育ったお野菜を届けてくれるサービスもありますので、こちら(照葉LFCメンバー募集HP)も是非チェックしてみて下さい。
イベントも豊富
アイランドシティ内ではイベントの開催も多く、地域住民とのコミュニケーションの場として賑わっています。
(※2023年開催時のポスターになります)
毎年中央公園では、夏まつりやクリスマスマーケットなど様々な行事が開催され、多くの住民が参加します。
フードコンテストや、縁日では福岡中の美味しいものが大集合。
また、ロボコンやフォトコンテスト、野鳥観察会や足つぼ相談など大人でも楽しめる体験会も開催されています。
その他にも「セントラルスポーツジムスタ24アイランドシティ」では夏季(冬季)限定でキッズ体育教室も開催されるなど、習い事や体験型イベントも豊富。
お子さんの学習体験の場が増えるだけでなく、ご家族のコミュニティの幅が広がるきっかけにもなります。
5. 緑地や公園の数
福岡の大都会の街並み、それも人口島のアイランドシティでは自然と触れ合う機会が少ないと思われる方も多いかもしれません。
しかし、実際には産業地域と生活エリアを完全に分けて、ごみごみしない綺麗なまちづくりを行っています。
生活エリア内は、住宅風景に溶け込む自然豊かな街並みが広がっています。中央公園やグリーンベルトなどの広大な緑地があり、散歩やバードウォッチングなどのアクティビティを楽しむことができます。
また、島ということもあり海までの距離が近く、街中ではなかなか体験することが出来ないSUPやカヌーなどのマリンスポーツも楽しめます。
アイランドシティ中央公園
(福岡市立照葉小学校・中学校 | 香椎照葉エリアサイトより引用)
アイランドシティにはそれほど多くの公園はありませんが、「アイランドシティ中央公園」という自然に囲まれた大きな公園があるのが特徴的です。
公園内はアスレチックや遊具だけでなく、「体験型学習施設ぐりんぐりん」や総合体育館、多目的広場など様々な施設があり、スポーツ大会や、祭りなどの行事ごとでもよく使われます。
アイランドシティ中央公園についてはこちらの記事で詳しく解説してますので、気になった方はぜひcheckしてみてください
休日丸1日遊べる最強遊び場!!アイランドシティ中央公園の魅力4選
まとめ
アイランドシティは、計画的な都市開発により、住民に高い生活の質を提供しています。
まちの道路ひとつにしても、計画的に作られた景観は秩序ある作りとなっているため、道路も広く、安心して過ごすことが出来ます。
交通の利便性、日常生活の便利さ、教育環境の充実、自然との調和、そして長期的な将来性を兼ね備えたこのエリアは、多くの人々にとって魅力的な住まいの選択肢となっています。
あなたも是非一度アイランドシティの過ごしやすさを体感してみてはいかがでしょうか?