Topics

記事一覧

  1. ホーム
  2. 記事一覧
  3. アイランドシティ×ライジングゼファーフクオカ。プロチームと歩む、新しい街のカタチ

アイランドシティについて

アイランドシティ×ライジングゼファーフクオカ。プロチームと歩む、新しい街のカタチ

DAYS応援サポーター ヒロ

海と緑に囲まれ、新しい街づくりが進むアイランドシティ。この街を歩いていると、時折、背の高い青年たちが子どもたちと笑顔であいさつを交わす光景を見かけることがあります。彼らは、福岡県をホームタウンとするプロバスケットボールチーム「ライジングゼファーフクオカ」の選手たちです。同チームのホームアリーナや専用練習場は、ここ、アイランドシティにあります。プロのスポーツチームが街にあることは、住民の暮らしにどのような彩りを与え、子どもたちの未来にどのような種をまいているのでしょうか。広報プロモーション部マネージャーの安田智美さんと、選手の青木龍史さん、會田圭佑さんにお話を伺いました。

▼プロフィール

安田智美(やすだ・ともみ)さん
鹿児島県出身。2025年、ライジングゼファーフクオカ株式会社入社。中学生の頃にバスケットボール部に所属していた経験から同チームの広報担当に。広報活動やプロモーション活動を通してチームの認知拡大やファン作りを担う。アイランドシティでのおすすめスポットは照葉積水ハウスアリーナとアイランドアイ。
會田圭佑(あいた・けいすけ)さん
茨城県出身。明治大学を卒業後、青森ワッツやシーホース三河、京都ハンナリーズなどを経て、2024-25シーズンからライジングゼファーフクオカに所属。ポジションはPG。強みはドライブと3ポイントシュート。プライベートでは優しい二児の父。
青木龍史(あおき・りゅうじ)さん
埼玉県出身。小学2年生のときに家族の事情でアメリカに渡り、そこでバスケットボールと出会う。アメリカのローズ・ハルマン工科大学を卒業後、信州ブレイブウォリアーズや岩手ビッグブルズ、大阪エヴェッサ、京都ハンナリーズ、愛媛オレンジバイキングスを経て、2025-26シーズンからライジングゼファーフクオカへ。ポジションはPG/SG。強みはシュート力。自他ともに認める練習の鬼。

 

勝つことと同じくらい大事にしている、地域貢献

ーーまず、チームについて詳しく教えてください。

安田さん(以下、安田) 私たちは福岡県をホームタウンとするプロのバスケットボールチームです。アイランドシティにある照葉積水ハウスアリーナをホームアリーナとしています。Bリーグの年間試合数は60試合。そのうちの30試合がホームゲームで、その大半をこのアリーナで行っています。専用の練習場も、アイランドシティ内にあります。

アイランドシティ内にあるチームの専用練習場。「自前の練習場があるチームは多くなく、恵まれた環境です」と安田さん

私たちは、勝つことはもちろん、それと同じくらい地域貢献を通して「地域ロイヤリティを上げていくこと」を大事にしています。つまり、住民のみなさんに「この街にライジングがあってよかった」と感じていただける、愛着や信頼を持っていただけるようになることを重視しているんです。スター選手を育成したり、観戦環境を良くしたりするには時間がかかりますが、地域に貢献するのはすぐにできる。このことは、代表の古川宏一郎もよく口にしています。そのため、2021年に「ホームタウン事業部」を設立し、地域に根ざした活動に全力で取り組んでいます 。

 

ーーホームページでも、「健康」「福祉」「教育」の3つを柱に多岐にわたる地域活動を報告されていますが、アイランドシティで取り組んでいることはありますか?

安田 継続して行っているのは、小学校での「あいさつ運動」ですね。当チームのマスコット「神 (ジン) くん」と選手がペアになって校門に立ち、登校してくる子どもたちにあいさつをしたりハイタッチしたりしています。身長が2メートルを超える大柄の選手もいるので驚かれますが、子どもたちにとても喜ばれています。「いつも応援しているよ!」と声をかけてくれる子もいて、選手にとっても励みになっているようです。

寒竹隼人選手とマスコットの神くんによる、照葉北小学校でのあいさつ運動

また、最近ではアイランドシティ内にある照葉北小学校と照葉はばたき小学校の総合学習の時間を使って、キャリア教育を1年間実施しました。これは、「ライジングを盛り上げる方法」などのテーマを決めて、小学生たちがアイデアを出し合い、プレゼンをして、それをライジングのホームゲームで実践する試みです。マーケティングやイベント運営などの観点から、将来働くことへの考え方やキャリア観を育むことを目的に取り組んだものでした。

 

ーー子どもたちからはどのようなアイデアが出たのですか?

子どもたちが自分たちで考え、制作したポスター

安田 例えば、「家族連れに来てもらうなら、こんなイベントをしたらいいんじゃないか」と具体的にターゲットを決めて集客方法を考えたり、それに合わせたポスターを自分たちでデザインして作ってくれたり。小学生とは思えないほど、かなり本格的に考えてくれました。また「選手の必殺技を考えたら盛り上がるんじゃないか」と、選手一人ひとりに必殺技をつけてくれたりもしたんですよ。例えば、青木龍史選手なら、名前にちなんで「必殺!ドラゴンシュート」といった具合に。試合当日は、子どもたちがMCや音響にチャレンジして、司会をしたり必殺技名を発表したりしてくれました。

照葉北小学校の子どもたちは、家族連れに向けて縁日や射的ブースを用意

2026年2月に行われた対岩手ビッグブルズ戦でMCに挑戦する、照葉はばたき小学校の子どもたち

私たちも、子どもたちが自分たちのアイデアを形にする体験を提供できたのは、非常に意味のあることだったのではないかと思っています。このような取り組みを通して、地域のみなさんに、チームを身近なものと感じていただけるとうれしいですね。こうした活動のおかげか、照葉北小学校の子どもたちが家族や知り合いを対象に実施した認知度調査では、他のプロスポーツよりもライジングの認知度の方が高い結果になったんですよ!その結果を見た時は本当にうれしかったですね。

街も自然も近くにあり、交通の便もいい。便利な福岡市

會田選手は茨城県、青木選手は埼玉県と、お二人とも県外のご出身ですが、福岡市やアイランドシティの環境はどう感じていらっしゃいますか?

青木選手(以下、青木) 福岡市は空港が近くて本当に便利ですね!アイランドシティから博多駅も近いですし。僕たちはアウェーの試合で全国各地に移動するので、本当に助かっています。それに、なんと言っても食べ物がとてもおいしいです!魚の種類が豊富で、どのお店に行っても鮮度のいいお刺身や煮付けが食べられて驚きます。うどん屋さんにまでお刺身定食や煮付けがあって、さらにそれがおいしいことに驚いています。

青木龍史選手

會田選手(以下、會田) アイランドシティの落ち着いた環境の中に専用の練習場がある。そこでじっくり練習に打ち込めるのは、選手として本当にありがたいことだと感じています。また、少し移動すれば天神や博多といった街にすぐ出られるので、メリハリがあっていいですね。以前は北国のチームに所属していたこともあるので、福岡は気候が穏やかなところも過ごしやすくて気に入っています。

會田圭佑選手

 

必要なものがコンパクトにまとまった、便利で過ごしやすい環境

選手のみなさんは、アイランドシティで過ごす時間も長いと思いますが、どのように感じていますか?

青木 スーパーやドラッグストア、レストランなど生活に必要なものが一通りそろっていて、すべて島内で完結するのでとても便利ですね。僕は魚が好きなので、鮮度のいい魚が手に入るのも気に入っています。街並みもきれいで景色もいいので、時間があるときは島の端を、海を眺めながら散歩したりしています。

會田 僕は子どもがいるので、家族でよく公園に遊びに行きます。アイランドシティには広い公園がいくつもあって、遊具も充実しているので、子どもを思い切り走り回らせてあげることができます。その後、家族でランチや買い物にも行けるのですごく便利です。静かな住環境ながら公園は賑わっているという雰囲気が、子育て世代には過ごしやすく、とてもいい場所だと思っています。

青木 僕は海釣りが趣味なので、新宮港や志賀島といった海釣りができる場所が周辺にあるのもうれしいですね。寒い時期でも、アジを釣ったりして楽しんでいます。

青木選手の趣味が釣りと聞いて、「知らなかった!」と驚く會田選手

 

家族でも、一人でも、その人に合わせた過ごし方が楽しめる街

アイランドシティ内でおすすめのスポットはありますか?

青木 僕は「照葉スパリゾート」がお勧めです!夜遅くまで開いているので、例えば試合の後、22時を過ぎていたとしても、少しゆっくりしたいなと思ったら、すぐに温泉やサウナ、岩盤浴などに入れるのがいいですね。施設が非常に充実しているので、とても気に入っています。

會田 家族で「アイランドアイ(大型複合施設)」に行くことが多いですね。室内遊具場もありますし、買い物もできるので。その後は、「今日はどこの公園に行こうか」と子どもたちと相談して、島内の公園を巡るのも楽しみの一つです。

ホームアリーナのあるアイランドシティに対して、チームとして、選手として取り組んでみたいこと、できたらいいなと思うことはありますか?

青木 公園がたくさんあるので、バスケットゴールを立てたらいいなと思っています。そうしたら、バスケをもっと身近に感じられるので、より盛り上がるのではないかな、と。

僕たちは、地域活動でシーズン前後に、小学校へバスケを教えに行くこともあります。僕たちが子どもたちと一緒にバスケをすることで、近くにプロのチームがあることや、バスケの楽しさなどを伝えられるいい機会になるのではないかと思っています。

目指すはB2優勝とB.LEAGUE PREMIER参入!ぜひ応援に来てほしい

チームとしての今後の展開を教えてください。

安田 アイランドシティ内に、新しいアリーナの建設を予定しています。Bリーグのトップカテゴリー「B.LEAGUE PREMIER」への参入を見据えて、「5,000席以上」「VIPルーム設置」などの要件を満たすものとなっています。縦8メートル、長さ200メートルほどの、アリーナ内をぐるっと一周する世界最大級のリボンビジョンが設置される予定です。どの席にいてもビジョンがよく見えますし、非常に一体感や臨場感のある演出も可能になるので、ぜひ期待していただきたいと思います。

新アリーナの完成予想図。リボンビジョンが印象的で、完成への期待が高まる

また、バスケの試合だけでなく、さまざまなイベントを開催するなど、交流が生まれる拠点にしていきたいと考えています。試合の日以外にも日常的に人が集まるような、地域に開かれた場所にしたいですね。

 

最後に、読者のみなさんへメッセージをお願いします。

青木・會田 シーズンもいよいよ後半戦。プレーオフ進出、そして優勝を目指して全力で戦っています。B.LEAGUE PREMIER参入要件の一つである「平均来場者数4,000人」という目標は、地域のみなさんの支えなしでは達成できません。ぜひ会場に足を運んで、応援していただけたらうれしいです!

試合のない日は集中して練習に励む

安田 現時点での平均入場者数は、約3,830人。あと170人増を目指して、さまざまな取り組みも行っていますので、ぜひ試合に足を運んでいただけたらうれしいです。

チームが目指しているのは勝敗に関わらず、照葉に、ひいては福岡に「ライジングがあってよかった」と言っていただけるチームになることです。バスケットボールを通して、子どもたちに夢や希望を与えたり、住んでいる方々のシビックプライドにつながる存在になれたりしたらいいなと思っています。アイランドシティは、街自体が成長している最中なので、私たちも一緒に成長していきたいですね。

 

ヒロ

【編集後記】
自分の住む街に、プロのスポーツチームの練習場やホームとなる場所がある。それは実は、贅沢なことではないでしょうか。私は、1年ほど前に急にスポーツ観戦に目覚めたことで、「自分の住む街にチームがあるというのは本当に素晴らしいことだな」と思うようになりました。遠征をしなくても応援に行けて、チームが強くなるところを見守ることができる。アイランドシティの場合は、島内に練習場もホームアリーナもあるわけですから、まさに日常にプロバスケが溶け込んでいる状態です。子どもたちが選手と触れ合える機会もあり、街ですれ違うこともある。他の街ではなかなか体験できないことができるのだと思うと、とてもうらやましい環境だと思いました。また、今後は新しいアリーナもできるとのことで、街もライジングもどのように変化し、成長していくのかがとても楽しみです!