アイランドシティを歩くと、ランナーやウォーカーにとって嬉しい環境が整っている街だなあと感じます。その理由は、街全体が一つの大きな公園のようになっているからではないでしょうか。コンパクトな街の中には緑が溢れ、海が近い。同じコースを走っても、その日の風向きや光の角度、もちろん季節によっても印象が変わります。今回はランナーやウォーキングの目線でアイランドシティをご紹介します。
走りやすさを支える街の設計
街を走ってまず気づくのは、歩道の広さです。自転車と歩行者のレーンがしっかり分かれている区間が多く、車の往来を気にせず自分のペースを保てます。もともと人が暮らしやすいように区画から設計された街だからこそ、走る人にとっても余計なストレスがないのでしょう。電柱は地中に埋設されており、道幅にもゆとりがあるため、すれ違う人とぶつかりそうになる心配はほとんどありません。夜間も街灯が多く段差も少ないため、早朝や日没後に走る人にとっても足元が見えやすいのは安心できるところです。
歩く人にも開かれた道
アイランドシティの魅力は走る人だけのものではありません。道幅のゆとりや足元の安心感は、歩く人にとっても大きな利点で、ベビーカーや杖を使う方にも歩きやすい環境が整っています。中央公園のベンチで海を眺めながら休んだり、あいたか橋を歩いて渡って海の空気を吸いに行ったりと、走らない日でも街全体を公園のように使えるのが、アイランドシティらしいところ。犬を連れてゆっくり歩く人、ベビーカーを押しながら海を眺める人、写真を撮りながら足を止める人。それぞれが自分のペースで同じ道を使っている様子が印象に残ります。
おすすめのスタート地点はアイランドシティ中央公園
コースの起点としておすすめしたいのは、アイランドシティ中央公園。池と芝生が広がる緑地で、準備運動をしながら気持ちを整えるにはちょうどいい場所です。木陰のベンチも点在していて、走り出す前にひと呼吸置く人の姿もよく見かけます。公園内はトイレも複数箇所にあり、走る前後に立ち寄りやすいのも助かるところです。
ここから海側へ向かうと、日本国内でも最大級(全長430m)の歩行者・自転車専用の海上橋「あいたか橋」が見えてきます。潮の匂いと風を全身で受けながら渡る時間はとても爽やか。橋を渡った先には香椎浜北公園があり、海沿いの遊歩道が続きます。ベンチの向きも海側に開かれていて、海を眺める人の姿もよく見かけます。
距離別・おすすめコース
ランニングと一口に言っても、距離を伸ばしたい方や短時間で汗をかきたい方など、さまざまです。ここでは距離を目安にしたおすすめのコースをご紹介します。トレーニングにおすすめのスポットなど組み合わせ次第でさまざまなコースが楽しめそうです。
(いずれも目安の距離です。実際に走る際はアプリ等での計測をおすすめします)
■ショート:約5キロ/所要30分前後
中央公園を起点にあいたか橋手前の遊歩道を周回して、再び公園に戻るコース。信号がほとんどなく平坦なので、走り始めたばかりの人や、朝の時間が限られている人にちょうどいい距離です。
■ミドル:約10キロ/所要1時間前後
ショートコースからさらに足を延ばし、海の中道大橋の方向まで往復するコース。橋を越えると視界が開け、左右に抜ける海を感じながら走ることができます。海沿いの直線が長く続くため、ペースを一定に保ちたい人にも向いています。折り返し地点を橋の中央に設定すれば、目標を定めやすいかもしれません。
■ロング:約15キロ以上/所要1時間30分〜
ミドルコースからさらに雁の巣レクリエーションセンターの方向まで走るコース。体力に自信がある方は、さらに志賀島方面まで足を伸ばすのもチャレンジです。距離が伸びる分、給水ポイントは少ないため、飲み物の準備をしてから臨むのがおすすめです。海風を受け続ける区間が長いので、夏場は体感の暑さが和らぐ一方、冬場は防寒対策をしておくと安心です。
■福岡市総合体育館の周回コース
福岡市総合体育館の外周には1周800mの周回コースが設けられています。距離やタイムを測りやすいため安定してトレーニングに集中することができます。
■はばたき公園
現在整備が進められている新しい公園が、アイランドシティ北東部に位置する「はばたき公園」です。園内では芝生広場や野鳥観察の丘など、アイランドシティに接する様々な自然を観察することができます。ゆるやかな起伏もあるので、丘からの眺めを楽しみつつ、トレーニングの場所としてもおすすめのスポットです。いつものコースに加えてみてはいかがでしょうか。
その日の体調や気分に合わせてコースを変化させられるのもランナーにとっては嬉しい環境ですね。平坦な道が中心で信号待ちも少ないため、ペース配分がしやすいのもアイランドシティを走る大きな利点ではないでしょうか。
自分のペースに合わせながら選択できる多様なコース
今回は夏の取材でしたが、季節を問わず気持ちよく走れるコースを選択できるのもアイランドシティの魅力です。冬は空気が澄んで遠くの山まで見渡せますし、春は公園の桜、秋は水辺を渡る風が心地よく感じられます。夏場は日差しを避けて早朝や夕方に走る人が多い印象ですが、海からの風が吹き抜けるため、内陸部に比べて体感の暑さは和らぐようです。日が長い時期は朝日や夕方の光が水面に反射して、橋の上から見る景色がひときわ美しくなる時間帯もあります。
暮らす街に運動を続けられる環境があるかどうかは、日々の生活の質にも関わる大事な目線です。アイランドシティは、特別な準備をしなくても玄関を出ればすぐにコースが始まる場所。走る人にも歩く人にも開かれているこの環境の魅力は、暮らし始めてからじわじわと実感が増していきそうですね。
ちなみに、汗をかいた後は照葉スパリゾートのランナーズプラン「ランスパ」を使ってみるのもおすすめです。ロッカーに荷物を預けて、そのまま温浴施設でさっぱりできるので、遠方から走りに来た人にも便利ですね。気になる方は施設の案内ページ(https://terihaspa.jp/news/archives/3192)を覗いてみてください。


