Topics

記事一覧

  1. ホーム
  2. 記事一覧
  3. 【住民インタビュー!】アイランドシティの住民同士、交流ってあるの?

住民インタビュー

【住民インタビュー!】アイランドシティの住民同士、交流ってあるの?

アイランドシティ福岡

    アイランドシティの人口は現在約1.5万人。まだまだ住宅の建設も予定されていますが、住民同士のコミュニケーションはどのように育まれているのでしょうか。

    きみほ

    照葉校区自治協議会 こども未来部の山口さんにお話を伺いました。

    子育てのため、東京から地元へ

    ー山口さんがアイランドシティへ引っ越されてきたのはいつ頃ですか?

    19年ほど前に引っ越してきました。まだ開発に着手したばかりで、アイランドシティの海側に戸建てがあり、マンションはアクアコートくらいの時でした。まだ本当に何もなかったですね。現在のようになる想像はできていませんでしたし、その頃に引っ越してきた人たちは皆開拓者の気質があるんじゃないかと思います(笑)

    実家が香椎の方にあり、実家から近いところで家を探していたんです。アイランドシティへ越してくる前は箱崎で1年ほど、その前は東京で暮らしていました。

    ー東京から地元付近へ戻られてきたんですね。

    はい。東京で暮らしている時に娘が生まれて。子育てのしやすい環境を求めて帰ってきました。東京にいる時には人も車も多くて、近くへお散歩に行くのも一苦労で。

    アイランドシティへ越してきてきてからは、ベビーカーの押しやすくて嬉しかったですね。小さなことのように思いますが、意外と大切で。道が広くて舗装されているだけで、外出のハードルは下がりますから。

    子どもたちから繋がるコミュニティ

    ーお子さんは3人いらっしゃるんですよね。子どもたちとはどのように過ごしていましたか?

    一番下の子がもう17歳なので、子どもですけどもうほとんど大人の年齢ですね。子ども達が小さい頃はやはり公園によく行っていました。あとは、みんな今でも同級生同士で仲良く遊んでいますね。今の環境とは違うのであまり参考にはならないかもしれないけど、当時は学校とかもひとつだったんです。同じメンバーで過ごすので、みんな友達で男女関係なくみんなで遊んでいたように思います。

    ー子どもたちの中でコミュニティがつくられているんですね。親同士も顔を合わせることは多かったんですか?

    そうですね。上の子が小学校1年生の時に、子ども会(現:照葉校区自治協議会 こども未来部)に入ったんです。イベントに参加していくうちに親同士も友達のようになりますね。家族ぐるみで集まったりとかもよくしていました。

    イベントの様子

    ー楽しそうですね!

    よく誰かの家に大集合していましたね。子どもたちは2階で好きにはしゃいで、大人は大人で楽しむ、みたいな。子どもが大きくなってからは、大人だけで集まったりもしています。

    経験が子どもたちの武器になると信じて

    ーお子さんが大きくなっても、子ども会の役員として運営に携わっていますよね。どんな活動をされているのでしょうか。

    運営の形態が変わって、入会制ではなくなったんです。誰でも参加できるかたちなので、地域の子どもたちに向けたイベントなどを企画しています。

    いろんな経験をさせてあげたいなと思うんです。いろんな世界を知る、というか。

    ーいろんな世界を知るとは。

    コロナ前の話になってしまいますが、子どもたちだけで公民館に泊まる会をしたり、30人くらいでキャンプに行ったり。キャナルシティで開催される夏祭りにも参加していましたね。学校や家族の中だけでは経験できないことってあるじゃないですか。準備に手間も人手もかかるけど、いろんな学びの時間になると思うんです。大人たちも実際にやったら楽しいみたいなところもありますし。

    ー確かに、催しの準備とかいざ始まったら楽しいですよね。

    親同士も仲間になれるというか。役員は確かに大変ではあるけれど、その分自分自身も経験できることがたくさんあると思っています。同じ地域に知っている人がいるだけで、結構安心するじゃないですか。街の中に繋がりがあることで、子育てのしやすさも変わるような気がします。

     

    新しい街だからこそ、住民同士の交流を

    ー広がり続けているアイランドシティをどのように感じていますか?

    最初は本当に、どう転ぶかわからなかったんです。引っ越してみると風も強いし、公共交通機関も今よりずっと少なくて。でも、実際に開発が進んで、商業施設も公園も住宅も増えて。住みやすくなっていると感じます。

    新しくできた街なので、街の中身としてはまだ作っている途中の感覚の方が強いです。ハードな部分ではなく、街の中の空気感といいますか。どれだけ長くても20年弱の付き合いになるので、やっぱり先祖代々すみ継がれてきた街とは隣近所の関係性が違うと思うんです。先ほどの話ではないですけど、災害時にも地域間でのコミュニケーションは生かされると思うので。

    ーなるほど。私は集合住宅に住んでいますが、隣に住む人のことを全然知らないですね。

    そうなんですよ。挨拶はするけど、それ以上の会話をするタイミングもなかなか難しいですよね。私もご近所さん全て仲良しですというわけではないですけど、いざという時に連携が取れるような関係性は築いていけたらなと思っています。

    日々の暮らしを楽しみたい人へ

    ーこれからのアイランドシティに期待していることはありますか?

    夜にご飯を食べたり、お酒を飲める場所がもう少し増えると嬉しいですね。子どもたちがもう大きくなってしまったので、大人同士で集まれる場所が欲しいといいますか。

    ーほかの方のインタビューでも同じような声がありました。

    大人も子どもも、仕事や学校とは関係ないコミュニケーションの場所が必要だと思うんです。何軒かお店ができているみたいですが、あともう少しあると、今日はどこにする?とか選べて楽しそうですよね。

    ーまさにこれからに期待ですね(笑)最後の質問なのですが、アイランドシティはどんな人が暮らしやすいと思いますか?

    日々の暮らしを楽しめる人ですかね。家を帰って寝るだけの場所として使うにはもったいない。私も東京を経てここへきましたが、東京に住む人はびっくりすると思います。空の広さとか、緑の多さとか。海も山も近くて、何年住んでも本当にいいところだと思います。

     

    コミュニケーションが街を成熟させていく

    きみほ

    アイランドシティは、まだまだ新しい街。ここでは誰もが新参者だからこそ、みんなで街を育てていける余白があるのかもしれません。まだ出来上がっていないからこそ、理想の環境を自ら作っていきたい挑戦心のある人にはぴったりなのかも。どこにもないアイランドシティという街がどう育まれていくのか、未来がとても楽しみです。